日本には全国どこにでもコンビニがあり、日本人の生活にすでになくてはならないものになっている。欲しいものが何でもそろい、トイレも借りられてお土産も調達できる、と中国人観光客にも大人気だ。日本旅行中は毎日コンビニに通った、という中国人も多い。網易は18日、「なぜ日本はどこにでもコンビニがあるのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、日本人は「安い商品が売られているスーパーより、商品が定価であっても近所のコンビニに行く」と主張し、そのうえで日本人がコンビニをよく利用する理由を分析した。1つ目は「日本人の生活は忙しい」こと。短時間で素早く買い物できるコンビニは時間を無駄にしないですみ、購入したものをイートインスペースで食べれば食事も済ませられると紹介している。

 2つ目は、売り場面積の小さなコンビニは「開業資金」がスーパーよりも少なくてすみ、開業のしやすさからこれだけ増えたという分析だ。3つ目は、たくさんあるコンビニは「家の近く」にあるのでスーパーよりも気軽に行くことができ、「冷蔵庫替わり」に利用している人もいると紹介した。4つ目は、スーパーにはない「様々なサービスを提供していること」を指摘。各種支払いやチケットの購入、コピー、写真プリント、宅配便の発送や受取など、サービスは多岐に及んでいる。

 では、これだけ日本人に受け入れられているコンビニは、中国でも同様に広がるのだろうか。記事は、「中国には日本のようなコンビニは要らない」と指摘している。日本のコンビニのような便利な店がなかった中国では、消費者の需要を満たすためにネットで購入した「ありとあらゆるもの」を玄関先まで配達してくれる配送サービスが発達した。今ではスーパーの即日配達も当然のサービスになっている。もはや、「家から一歩も出ずに買えないものは何もない」ほど便利な社会になっており、いくら日本のコンビニが便利だったとしても外出の必要すらない中国からすると「すでに時代遅れ」だと主張している。

 日本と中国とでは、消費者の違いからサービス業も違った発展を遂げたと言って良いだろう。これは、日本の携帯電話が優秀過ぎてガラパゴス化したのと似ているのかもしれない。しかし、中国でもコンビニは淘汰されることなく営業を続けており、一定の需要があるのもまた事実だ。日本のコンビニはもう飽和状態という意見もあるが、今後もさらなる進化を続けていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)