日本は謝罪会見の多い国で、スーツ姿の数人が並んで90度に頭を下げている光景はテレビなどでよく見かけるのではないだろうか。中国メディアの網易は19日、日本人は謝罪してばかりだとして、その理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の謝罪の文化は独特だと指摘。自分が失敗したことを謝るのではなく、自分の属する「集合体の利益のために謝る」と分析した。レストランで注文を間違えると、間違えた店員だけでなく店長まで出てきて謝罪する。商品の品質に問題があった場合には、謝罪広告を出すこともある。こうした「集団の利益のため」の謝罪は、会社を代表して誰かが謝罪することや、相方の失敗を謝る芸人、アイドルグループ、スポーツチーム、学校などでよく見られるとした。

 ではなぜ、日本人は「謝罪が好き」なのだろうか。問題を指摘されてから謝罪することもあるが、誰からも指摘されていないのに自ら過ちを認め、進んで謝罪することもあると記事は紹介。これは、「保身のため」だと記事は分析している。「自分から認めたほうがイメージを守れる」からだ。一種の危機管理でもあり、進んで謝罪することは会社のイメージアップにさえなるとしている。

 とはいえ、中国人にとってとりわけ解せない「不思議な現象」があるという。それは「夫の不倫を謝罪する妻」だ。日本では有名人が不倫するたびにバッシングの嵐になるが、夫の不貞について被害者であるはずの妻が「自分の至らなさもあった、迷惑をかけて申し訳ない」などと謝罪するのは日本では珍しいことではない。記事は、その理由は「世間体」にあるのではないかと分析。世間の常識を重んじるため、仕方なしに理性的に「心の広い妻」になろうとしているというのだ。ただ、心の広さと許すかどうかは別問題と付け加えている。

 なかなか謝罪しない文化の中国からすると、何かにつけて謝罪する日本は独特で理解に苦しむ文化または習慣のようだ。集団のためであれ、世間体を保つためであれ、進んで謝罪するのは日本の良さと言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)