中国メディア・人民網は19日、「コロナ後の生活」に向けた取り組みが進む日本において、さまざまな場所で「個室」空間が出現していることを報じた。

 記事は、少子高齢化や晩婚化によりかねてより生じていた「おひとりさま経済」の流れに、「ウイルスと共存する新しい生活」に移行する流れが加わったことで、日本において一層「個人空間」を重視し、そこに商機を見出す動きが広がっていると伝えた。

 そして、飛沫感染を防ぐために多くの飲食店が咳ごとに衝立を設置し、これをアピールポイントとしていることを紹介。また、もとよりカウンターを「個室化」して両隣を気にせず食べられるような空間を作ってきた大手ラーメンチェーン・一蘭のモデルが回転寿司チェーン店を始め、さまざまな店へと広がりを見せているとした。

 さらに、「三密」の回避が提唱されるなかで大きな打撃を受けたカラオケ業界では、1人でカラオケを楽しむ「ひとカラ」がますます脚光を浴びており、多くのカラオケボックスが小さな個室を設け、個人向けに従来よりも質の高いサービスを提供し始めたと紹介している。

 このほか、密集しやすい学校の教室においても「個室化」の取り組みが進んでおり、ボール紙と透明フィルムで作った机用の衝立を使用する学校が増えていること、オフィスでもソーシャルディスタンスが最大限確保できるよう改造する動きが見られ、1人や少人数のオフィスのニーズが高まっているとした。

 記事は、新型コロナウイルスの感染状況は一時期に比べてかなり落ち着いたものの、日本の政府や国民はなおも感染拡大を経過し、予防を意識していると紹介。今後も警戒が続く中で、個人や少人数の空間が徐々に人びとの「新しい生活、仕事、学習環境」として浸透していくことになりそうだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)