中国のポータルサイト・百度に18日、「日本の人口は約1億2000万人なのに、宗教の信仰者は2億人いる」として、その理由を説明する記事を掲載した。

 記事は、文化庁が以前発表した統計で、日本の人口がおよそ1億2000万人なのに対して宗教の信者が2億人おり、その内訳が神道1億人、仏教約8500万人、キリスト教約200万人などとなっていると紹介。その理由について、「日本人は同時に2つ以上の宗教を信仰することに抵抗がない」点を挙げた。

 そして、最も信者が多いとされる神道について、日本固有の民族宗教であると説明。日本人は太古の昔より万物に神が宿っていると信じ、農耕文化の普及とともに神に豊作を祈る信仰が広がっていったことが、神道の基盤になっていると伝えた。やがて祭祀の場所として神社や神宮が建設されるようになり「神社神道」が形成されるとともに、天皇と氏族による「皇室神道」が確立されていったとしている。

 その上で「日本では、ほぼすべての国民が神道の信者なのである」とし、日本人の生活の中には土着の神様に対する自然な信仰があり、そこに中国から伝わった仏教、西洋から伝わったキリスト教が、さらには各種の小規模な宗教、新興宗教が加わり、日本の宗教信仰が構成されているのだと解説した。

 記事はまた、日本では信教の自由が法律によって保護されており、いかなる団体や個人も干渉することが許されないと紹介。一方「宗教法人法」によって宗教側の性質や活動範囲、権利、義務などを明確に制度化することで、国民の信教の自由を確保するとともに、宗教の政治利用や政教一致が回避されていると伝えた。

 「自分に信仰している宗教はない」という人でも、何か願い事があった時には無意識のうちにパンパンと手を合わせることがあるように、土着の神様をベースとする日本の信仰は外国人から見ればとても「ゆるい」ものと言えそうだ。その「ゆるさ」は、神道、仏教、儒教、さらにはキリスト教が「ごちゃ混ぜ」になっている日本の文化的な特徴からもうかがえるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)