今年は新型コロナウイルスの影響でしばらく休校が続き、自宅で1日3食を子どものために準備するのは大変なことだと感じた人は少なくなかっただろう。学校があれば毎日専門の栄養士が考えたバランスの取れた給食が出るというのは、育ち盛りの子どもを持つ親にとってありがたいことだ。もちろん、子どもたちにとっても給食は楽しみな時間でもある。中国メディアの百家号は17日、日本の給食はいかにレベルが高いかを紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、最近日本の給食について紹介した動画を見て「目が潤んでしまうほど感動」し、多くの感銘を受けたそうだ。まず「目が潤んでしまうほど感動」したのは、最初の一口を食べるのが校長だという部分だったという。昔から最初の一口は地位の低い人が食べるものではないのかと、この「信じられないルール」を紹介している。

 これは「検食」と呼ばれ、子どもたちが給食を食べる30分前までに行われるのがルールとなっているが、記事の中国人筆者は「それだけ安全に自信があることの表れ」と解釈したようだ。「さすがは食べ物を生で食べる国だ」と感心し、日本では食の安全は絶対だと伝えている。中国では食堂で食事を提供している学校もあるにはあるが、食事にカビが生えていたことが大きな問題となったこともあるため、中国人からすれば日本の給食の安全性には驚きと感動を禁じ得ないのだろう。

 また、日本の給食は安全を確保するために作ってから2時間以内に食べるなど細かな決まりがあると紹介。すでに非常に高いレベルであるのに常に改善を図り、向上を競い合う「給食甲子園大会」を開催するほどの熱意だと伝えた。子どものために細かなところまで気をまわしていると日本政府を称賛し、「敬意を示さずにはいられない」と重ねて賛辞を送った。

 他にも日本の給食には素晴らしいところが多く、同じメニューが続かないように1カ月分のメニューがあらかじめ決められ、家庭の食事とも重ならないようにメニュー表を渡しているほどだと紹介。味もおいしく、季節ごとに旬の食材を使ったり、子どもたちも配膳や片付けを自分たちで行ない、野菜を作って給食の食材にすることもあり、食への理解を深めさせていると称賛している。

 このように、日本の給食は子どもたちの健康を守るだけでなく、教育の一環にもなっていると言えるだろう。記事は、この「教育は一生もの」で、日本人の民度のもとになっていると感心している。日本の給食は、これからもさらなる進化を見せてくれるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)(イメージ写真提供:123RF)