中国ではお年寄りと言えば孫の世話に追われ、仕事をしている若者に代わって家事を引き受けている、というイメージだ。一方、日本では退職後の60代、70代のシニア世代は「第二の青春」とも言われ元気にはつらつと老後を送っている人もいる。では、こうした老後を元気に過ごしている人たちにはどのような特徴があるのか。中国メディアの百度は活動的に過ごしている日本のシニア世代に注目し、高齢でも若々しくいられる秘訣を探っている。

 一つ目に、「自分は年寄りだ」と考えないという点。例えば、電車で白髪の人に席を譲ろうとすると「年寄りではないので」と断られている光景を目にしたことがある人も多いはずだ。中国人から見れば年長者に席を譲るのは当たり前と考えられているが、日本では「年寄り扱い」されることを嫌う。つまり、日本のシニア世代は心も体もいつまでも若々しくいることが大切と考えている。

 二つ目は年を取ったから、という理由でいろいろなことをあきらめない、という点。例えば、退職してからいろいろな習い事を始め忙しくしているシニア世代も多い。これまでは仕事が忙しくできなかった音楽レッスンや、趣味の習い事に通い始めている。インターネットやSNSなども「やったことがないから」というだけの理由で拒絶したりせず、新鮮な体験を持つようにしているようだ。

 三つ目は常日頃から衣食住や健康に気を遣うという点。退職をしているシニア世代は出勤する必要ない。しかし、だからと言って生活リズムが乱れ、健康的な飲食の習慣をおろそかにしてしまっては心身に影響が出てしまう。規則正しく健康的で、飲食にも気を遣うことで健康的な生活を続けられる。また、フィットネスなどに通ったり、適度な運動をすることで若々しさを保つようにしている人も多い。もちろん金銭的に余裕のあるシニアばかりではないが、全体に質素で健康的な生活を心がけているように見えるようだ。

 記事のコメント欄でも日本のシニア世代のライフスタイルについて好意的なコメントが相次いだ。「日本の高齢者がうらやましい!」、「日本の社会の福利厚生が整っているから、高齢者が優雅でいられるんだ」などのコメントも見られた。一方「日本では高齢者がコンビニのレジ係をしていたり、道路の交通整理をしていたりと決してすべてが優雅ではないぞ」などと、年金生活だけでは厳しい現実を目の当たりにした人のコメントもあった。日本同様高齢化の傾向をたどっている中国でも、高齢でも若々しくい続けられるライフスタイルを模索し始めているようだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)