日本の近代化を大きく前進させた明治維新だが、この改革は中国人にも大変興味を持たれており、そこが近代日本と近代中国の分かれ目の1つだったと考えられている。中国メディアの百家号は15日、「日本はなぜ明治維新を成功させられたのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は明治維新で大改革に成功したのに、中国ではなぜそれができなかったかについて、中国人の間では一般に「忠と孝」の違いだと言われていると紹介。日本人は忠を重視し、中国人は孝により重きを置いたという比較だ。

 しかし記事は、それだけではないと分析。日本人と中国人の違いは大きく、民族の違いだけでは説明できないことが多々あるからだとしている。記事の中国人筆者の分析によると、他にも「武士階級」の存在が大きいとした。日本の武士階級は独特で、中国にはない文化だった。

 記事は、当時の武士のなかには幕府に反対する浪人が多く、外国人の引き起こす問題も利用して、「尊王攘夷」を掲げて外国人を無理やり国から追い出そうとしたと紹介。彼らは天誅の名のもとに外国人に手をかけ、幕府は力づくで抑えようとし、安政の大獄では弾圧を加えてより多くの反幕府側からの反感を買い、血なまぐさい時期だったとしている。

 これは「力だけでは解決しない」と説いた坂本龍馬の出現まで続いたと紹介。この考え方が明治維新を成功させたのではないかと指摘している。もともと他から学ぶのが得意な国である日本にとって、この成功は自然なものだったはずだと推測している。

 日本人からすると、明治維新に対するかなり大雑把な分析だが、中国人からすると日本の近代史の中で明治維新は特に興味をそそる時代のようだ。日本とは似ている部分が多いぶん、どこで開きが出たのか興味が尽きないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)