中国メディア・東方網は17日、「夏はとても暑いのに、日本人はどうして湯船に浸かりたがるのか」とする記事を掲載した。冬の寒い時期にお湯に浸かって体を温めるのは理解できても、暑い時期にシャワーだけではなく熱い湯船に入ることは、普段湯船に浸かる習慣のない外国人にとっては不思議に映るようだ。

 記事は、日本ではホテルの部屋に必ず湯船が設置してあり、一般家庭の浴室においても湯船は不可欠な設備になっていると紹介。そして、日本人の多くは冬の寒い時期だけでなく、夏でも湯船に張ったお湯に浸かるほか、温泉に行く人も非常に多いとし、ある調査では夏でも週に2回以上は湯船に浸かる人が60%を超えるという結果も出ていると伝えた。

 その上で、日本人が夏でも湯船に浸かる理由として、伝統的な習慣の他に「疲労を和らげる効果があるからだ」と説明。夏の暑さは不快感やストレスを生みやすく、風呂に入って湯船に浸かることでこれらの疲れやストレスが緩和されるとしたほか、浮力によって筋肉や関節を休ませることができる、大脳の緊張をほぐすことができるといった効果について紹介した。

 さらに、入浴によって一時的に上がった体温が入浴後に低下していくことで入眠しやすくなり、睡眠の質を改善する効果も期待できるとしている。

 また、清涼効果がある入浴剤が多数販売されているほか、湯温を38度とぬるめにしてゆっくり入浴するなど、暑さの中で熱い湯に浸かることへの不快感を和らげるための工夫も数多く存在すると伝えた。そして最後に「日本人の潜在的な意識の中で、入浴をするという行為は、仕事時の『オン』の状態からプライベートな『オフ』の状態へと切り替えるスイッチ的な役割も持っているのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)