防衛省は15日、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備に関するプロセスを停止すると発表した。「迎撃ミサイルの飛翔経路をコントロールし、演習場内又は海上に確実に落下させるためには、システム全体の大幅な改修が必要」であるためという。

 中国メディアの騰訊は17日、日本がイージス・アショアの配備を停止するとしたことは、悪化する米中関係が大きく関わっているのではないかと考察し、「日本は米国および中国との快適な距離感を探しているのだ」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本にとって新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備は国防における重要なプロジェクトと見なされてきたはずだと指摘し、日本は2017年12月からイージス・アショアの配備に向けて準備を進めてきたと紹介。すでに米国とは1800億円の契約を交わしていると指摘し、「それなのに急に日本が配備プロセスを停止すると発表したのは不可解だ」と論じた。

 続けて、防衛省は「システム全体の大幅な改修が必要」であるためと発表しているが、これはあくまでも表向きの話なのではないかと考察し、実際には米中関係やアジア太平洋地域における政治と大きな関係があるはずだと主張した。

 さらに記事は、日本は米国の同盟国である一方で、世界の経済や政治における中国の影響力は極めて大きく、「米国の手先となって中国を牽制することは、日本の国益に反するようになっている」と主張。日本は日米関係と日中関係の調整を行っていて、その一環がイージス・アショア配備プロセスの停止なのではないかと考察し、「日本は米中との快適な距離感を探しているのではないか」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)