中国では一部で「日本人は戦術は得意でも、大局観がないため戦略を立てるのが下手だ」という見方が存在する。たとえば、日本は第2次世界大戦の前半は、ほぼすべての戦闘において勝利を収めたが、日本人は小さな戦闘を極度に重視する一方で大局観に欠けていたために結局は敗戦国になったとし、これを日本人の戦略性欠如の論拠とする声が存在する。

 また、明治維新以前の日本は中国を師と仰ぎ、明治維新以後の日本は西洋を自らの師としたが、古代から現代に至るまで日本には中国の老子、孔子のような世界レベルの思想家や哲学者が存在せず、この点からも日本人は将来を見通す知恵や物事の真相を深く洞察する能力、また真の成功を収めるために今何をすべきかを明確に把握する能力に欠けていると論じる中国人もいる。

 一方で、中国メディアの今日頭条は15日、日本人は大局観がないため戦略を立てるのが下手とする見方を否定する記事を掲載した。日本人が戦略を立てるのが下手なのであれば、「現在の日本の強大さをどう説明するというのか」と問いかけている。

 記事は、日本は敗戦で焼け野原になりながらも国内総生産(GDP)は戦後20年ほどで世界第2位となったと強調し、もし日本人に大局観がないのであれば、これほどの経済発展を遂げることはできなかったはずだと主張。

 また、GDPの点でいえばすでに中国に抜かれたが、それでも現在の日本と中国の経済の質にはまだ明らかな差が存在すると説明。日本人は大局観がないため戦略を立てるのが下手だという主張は、客観的に言って「中国人の驕り」の表れであると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)