緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルスの影響で日本経済は大きな打撃を受けると予測されている。しかし、中国メディアの新浪財経は16日、新型コロナを首尾よく回避して、世界の「隠れたチャンピオン」になった日本は、このピンチをチャンスに変える力を持っているはずだ、と日本企業の力を信じる記事を掲載した。

 記事はまず、新型コロナウイルスがいかに日本経済への打撃となっているかを指摘。緊急事態宣言が出た後は各業界に深刻なダメージを与え、売上はほぼ半分に減少し、業界によっては80―90%減少した企業もあるとした。

 しかし、日本のある企業は、目先だけを見て人員削減するのではなく、逆に社員に運命共同体としての意識を持たせ、長い目で見て「ピンチをチャンスに」変えようとしていると称賛した。この企業では、2008年の金融危機でも同様の方法で成功したとして、5つの方法を紹介している。

 まず1つ目は、「社内感染を防ぐ」こと、2つ目に「損失額を予測」して企業の体力がどれほどあるかを見極めること、3つ目に「社員にリストラしないと伝える」ことだと紹介。この企業では6月にボーナスを出せると判断し、社員にも伝えて安心感を与えたと称賛した。

 さらに、4つ目として「社員に今後の方針と計画をはっきり伝えること」、5つ目は「いますべき仕事をはっきり伝えること」だと紹介している。今後の大まかな方針を伝え、社長と肩を並べて危機に立ち向かうという意識は持たせつつも、新型コロナで先行きは見えないため、今できる仕事ははっきり伝え、変更が必要な場合には臨機応変に対応するとしている。

 記事は結びに、こうした危機に面して、成功している企業は「社長だけでなく、社員も長期的な視点で見ることのできる」企業だと紹介。これは社員を信頼している表れであり、やる気を起こさせるのにつながっているのだろう。とはいえ、これは体力のある企業だからできることであり、優秀な企業を守るためにも、政府には疲弊した企業や社会に対する早急な救済を期待したいところである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)