中国は世界に先駆けて大規模な5G商用ネットワークサービスを構築し、国家的事業にしてきた。日本はこの新技術において遅れているという印象を与えてきたようだが、中国メディアの百家号は15日、「日本は実は先を行っている」とし、日本は中国の5G技術を「拒否」し、一足飛びに6Gの時代に向けた準備に入っていると紹介する記事を掲載した。

 これは、日本が5Gを商用開始する直前に、NTTドコモが6Gの技術コンセプトを発表したことを指しているのだろう。世界で中国の5G技術が注目されるなか、中国がリードする技術を「拒否」したと記事が主張するのもうなずける。

 記事によると、中国国内ではこのビッグニュースが話題となり、「米国の指図によるのでは」との憶測さえ飛び交ったそうだ。記事の中国人筆者自身も、もしかすると米国は「日本を駒にして6Gで中国を超えさせようという魂胆かもしれない」と主張している。

 それだけ中国にとって6Gのニュースは衝撃的だったのだろう。中国が一歩一歩地に足を付けて5G技術を確立したというのに、日本は5Gを研究開発もせずに一足飛びに6Gに手を出した、と不満そうに伝えた。6Gは5Gよりさらに速い通信速度が魅力だと伝え、日本のこのあまりの「気の強さ」は、やはり、5Gをリードする中国に警戒した米国の指金ではないかとの見方を示している。

 中国が日本の6Gを警戒しているというのは間違いないだろう。また、何でも米国に絡めて考えてしまうのも現在の米中関係を象徴していると言えそうだ。それはともかく、日本の6G技術に期待したいところである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)