新幹線は1964年に開業した世界初の高速鉄道であり、2008年に開業した中国高速鉄道よりもはるかに長い歴史を有するが、中国メディアの百家号は14日、「後発組である中国高速鉄道は国際市場で新幹線を上回る競争力を得た」と主張する記事を掲載した。

 記事は、全世界における高速鉄道建設プロジェクトにおいて、中国高速鉄道の受注数は新幹線よりも多いとし、「なぜ後発組の中国高速鉄道は新幹線を超えることができたのか」と問いを提起。この問いの答えとして、中国の画家である斉白石氏が生前に語った「学我者生 似我者死」という言葉を紹介した。

 この言葉には師をただ真似るだけの者には将来はなく、師に学びつつも自らの創造や革新を加えることができる者こそ生き残るという意味を持つが、記事は「中国は高速鉄道において、ただ真似る者ではなく、学ぶ者として行動した」と主張。師である日本・ドイツ・フランスの高速鉄道の長所を学び取り、その長所を発展させることに成功したのだと論じた。

 さらに記事は、中国高速鉄道が新幹線より優れている点として「技術と経験」を挙げ、中国は国土が大きく、国内に様々な気候や地形の場所があるゆえに日本よりも複雑な条件のもとで高速鉄道を建設し、運行してきた技術と経験があると主張。それゆえ国際市場で日本を圧倒することに成功しているのだと論じた。

 中国高速鉄道が極めて短期間で著しい発展を遂げたのは事実だが、すでに存在するものを発展させることよりも、創造することの方がはるかに難しいものだ。世界初の高速鉄道として開業した新幹線の創造と発展があってこそ、中国高速鉄道があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)