中国のポータルサイト・百度に15日、「どうして日本では交通事故がこんなに少ないのか」と題し、日本の交差点に施されているさまざまな工夫について紹介する記事が掲載された。

 記事は、日本は人口密度が中国の2倍あまり、米国の10倍近くである一方で、交通事故が非常に少なく、年間の交通事故死亡者が3000人程度に留まっていると紹介。その理由として、簡単に自動車免許が取得できないこと、交通違反の罰則が厳しいことを挙げるとともに、日本の道路に施されている多種多様な安全保障措置が、事故率を低減させている大きな理由なのだと論じた。そして、特に交通事故が発生しやすい交差点において自動車を減速させるために施された工夫を紹介している。

 まずは、道路に障害物があるかのように見せて自動車を減速させる立体路面標示(イメージハンプ)について言及。ドライバーからは立体の障害物のように見え、思わずブレーキを踏んでしまうが、実際は凹凸のない平坦な道であり、自動車の減速効果を生みつつ、歩行者や自転車もスムーズに通行できるというメリットを持っているとした。

 次に取り上げたのは、横断歩道付近の車道の幅員を現象させる設計だ。生活道路にある信号のない交差点でよく見られ、幅員が狭くなることからドライバーは自ずとブレーキをかけて徐行することになり、歩行者の安全が確保されると伝えた。また、交通量の抑制にも効果があると説明している。

 続いては、路面の表示である。「交差点あり」、「減速」などの文字を地面に標示することでドライバーに前方の状況を知らせ、注意を呼びかけるとした。また、交差点に「左折時横断者注意」などといった看板の設置も積極的に行われているとした。

 記事はこのほか、交差点にカラーリングを施したり、交差点部分をあえて凹凸の激しい石の舗装にしたり、センサーで横断歩道を通る歩行者の存在を感知してドライバーにLED表示板で注意を伝えるシステムなどを紹介している。

 その上で「交差点ひとつとっても、日本にはこれだけの安全設計が存在し、さまざまな方法にて自動車の減速を促している。日本で交通事故率がこれほど低いのも納得である」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)