中国とベトナムは隣国同士であり、ともに社会主義国という共通点もある。中越間の経済協力も緊密だが、ベトナムの消費者は中国製品ではなく、日本製品を好んで使用しているようで、これに納得がいかない中国人は多いという。

 中国メディアの騰訊は11日、ベトナム人が中国製品を受け入れない理由を考察する記事を掲載し、「中国に果物を輸出して儲けたお金で日本製品を購入することは納得がいかない」と主張した。

 記事はまず、13億もの人口を誇る中国には巨大な市場があり、毎年非常にたくさんの製品や食品が輸入されていると紹介し、中国はベトナムから多くの果物を輸入していると論じた。同時に、かつて世界の工場と呼ばれた中国で製造された製品が世界各地に輸出されており、ベトナムにも当然中国製品は輸出されていると強調する一方、ベトナムの人びとは中国ではなく日本の製品を好んで購入していると伝え、とりわけベトナム人の足として愛用されている「バイク」ではその傾向が顕著だと指摘した。

 では、なぜベトナム人は中国製のバイクを好まないのだろうか。記事は、中国製のバイクは価格が安すぎるため、ベトナム人は「欠陥があるバイクなのではないかと考えてしまう」と分析。また、ベトナムで中国製のバイクに乗るということは「メンツの立たないこと」とみなされるため、多くのベトナム人はメンツを保つために日本製のバイクを選択すると論じた。

 だが記事は、「中国に果物を輸出して儲けているくせに、そのお金で日本製品を購入することは納得がいかない」と主張した。ベトナムが中国に果物を輸出して利益を得ていたとして、その利益で何を購入しようが自由ではないだろうか。しかし、中国では記事のような主張を口にする人は多く、考え方に大きな違いがあることを認識させられる。

 ただ中国でも日本製品は品質が高くて故障しにくいため、高額であっても人気が高いのが現状で、これと同じことがベトナムでも起こっているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)