近年、多くの中国人が日本で暮らしたいと思うようになっているというが、「日本の物価は非常に高い」というのが日本での暮らしに対する見方だという。では、物価と収入を比較した場合、日本と中国のどちらが暮しやすい国と言えるのだろうか。

 中国メディアの快資訊は12日、日本で生活している中国人の手記を紹介する記事を掲載し、「物価は高いが、実際は日本のほうが生活しやすい」と伝えた。

 記事の中国人筆者は中国で生まれ育ったが、3年ほど前から日本で生活していて、「徐々に日本での生活にも慣れ、日本の一般的な生活の様子が分かってきた」と紹介し、客観的な観点から日本と中国での生活の様子を紹介するとした。

 記事はまず自動車を例に挙げて日本と中国を比較。自動車そのものの価格は日本も中国も大きな差はないが、消費者の「収入」には大きな差があると指摘。中国人筆者の周りにいる日本人の平均月収は35-40万円であるのに対して、中国人の平均月収は都市部で8000元(約12万円)ほど、地方では3000元(約4万5000円)ほどしかないのが現状であるため、「中国人は日本とほぼ同じ金額の車を、日本人より安い月収で買っている」ことになると指摘した。

 さらに、2022年に冬季オリンピックが北京で開催されるため、中国政府が力を入れているウィンタースポーツに関する価格を比較し、中国のスキー場リフト券は1時間20-50元で1日8時間遊んだ場合には160-400元(約2500-6000円)となり、月収の5-10%も必要であるが、日本のリフト券は1日7000-10000円ほどで、月収の3%以下の水準だと伝えた。

 結論として記事は、「日本のほうが確かに物価は高い部分もあるが、相応に収入も高いため生活しやすい」と分析した。だが、中国人が実際に生活するとなると言語や習慣の違いも考慮しなくてはならないだろう。日本で暮らし始めた後に後悔しないためにも、金銭的なこと以外にもあらゆることを考慮して決定してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)