中国メディア・東方網は15日、サッカー日本代表DFの吉田麻也選手が語った「ひとこと」に、中国代表が最も焦りを見せているとする記事を掲載した。

 記事は、昨年アラブ首長国連邦(UAE)で行われたアジアカップではアジア各国におけるサッカーレベルの長足の進歩が感じられたとし、各国が自国の状況に合わせてそれぞれ異なる強化戦略を取っていると紹介。その典型的な例が潤沢な資金を持つカタールであり、スポーツスクールを設立するとともに、アフリカに直接ユース育成基地を設け、才能ある子どもたちを選抜して自国に送り込んで帰化させる「帰化政策」で自国代表を強くしていると伝えた。

 一方で、資金が決して多くないながらも近年力を大きくつけているタイやベトナムは、サッカー人口を増やす取り組みとともに、国内の優秀な選手を日本のJリーグなどアジアのサッカーリーグに送り込むことで実力アップを図ってきたとしている。特に、タイは5年ほど前から「アジアの弱小国」というレッテルをかなぐり捨て、ワールドカップ最終予選に残るほどにまで成長したと紹介。一流チーム相手にもひるむことがなくなったほか、ユース代表もアジアの頂点を狙えるほどの水準にまで成長しているとした。

 記事はその上で、吉田選手が先日米ESPNのインタビューを受けた際、アジアにおける「レベルの差が徐々に小さくなっていると思う」とし、昨年のアジア杯のベトナム戦を「7、8年前はもっと簡単に勝てた。今はより難しくなっている」と振り返ったほか、タイも西野朗氏を監督に招へいするなどの強化に乗り出していることに言及したことを紹介。「実際、最も焦っているのはわれわれなのだ。今の中国代表の実力では、帰化政策をとらなけれは本当に勝てないかもしれないのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)