営業速度や営業距離などで世界一となった中国高速鉄道。しかし、次世代の高速鉄道といえば「リニアモーターカー」といわれており、この分野では日本の方が進んでいる。中国メディアの百家号はこのほど、「世界最長のリニア路線が7年後をめどに開通する」と伝えつつ、「それは中国ではなく、日本での話だ」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、リニアモーターカーには高い技術が求められるうえにコストが高いため、中国でもわずかな区間でしか運行されていないが、日本は現在世界最長となるリニア高速鉄道を建設していると紹介。これは「リニア中央新幹線」のことで、東京から名古屋までの全長約286キロメートルで、運行速度は時速505キロになる見通しだと伝えた。

 しかし、そのコストは極めて高額になると記事は指摘。建設費は9兆円になる見込みだという。それで「完成後は世界で最も高額な高速鉄道になる」としている。それだけでなく、沿線上様々な施設も建設する予定だと記事は紹介し、名古屋駅では高層ビルも建設され、近未来的な都市になると伝えた。

 また、中央新幹線は2027年に完成予定だと紹介。記事では触れていないが、2037年には新大阪まで伸びる予定だ。完成までにはまだ時間があるものの、リニアがもたらす大きな変化と経済効果は注目に値するとしている。日本政府の試算によると、5兆円から17兆円にのぼると記事は伝えた。

 リニアモーターカーといえば、上海には「上海トランスラピッド」が運行しており、最高時速431キロで走行していたが、その距離はわずか約30キロに過ぎず、しかも現在では最高時速431キロでの走行を中止し、300キロに抑えている。

 とはいえ、中国でも国産リニアを開発中であり、この先はリニアの分野で日中の競争が激しくなるのかもしれない。しかし、日本はすでに建設に着手しており、今のところ日本の方が一歩進んでいると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)