子どもたちの学力ではアジア一を誇る中国だが、日本の教育にはかなわないと感じている中国人は多いようだ。日本の教育は成績だけで測れるものではないと言えるだろう。中国メディアの新浪網は13日、日本を「年に一回のペースでノーベル賞を受賞している国」として紹介、日本の教育は他国と何が違うのか分析する記事を掲載した。

 記事は、日本の近代における教育改革は1970年代にさかのぼると紹介。教育の「終身制」、「個性の尊重」、「教育の国際化」、カリキュラムに「科学技術」を取り入れることの4つが特徴で、そのおかげで国際的またイノベーションのある人材育成に成功し、今の「ノーベル賞大国」の基礎を据えたと伝えている。

 そこからさらに発展し、90年代以降になるとほかの国と一線を画した教育になったと紹介。まずは「教師」が違うという。日本で教師になるのは大変で、試験が難しく、教師の適材適所を求めるので転勤もあり、生徒一人ひとりに責任を持つ必要もあると紹介している。また、知識を詰め込むだけでなく、思考力を培わせていると称賛した。

 また、「多元化」にも努めていると記事は紹介。中国のように成績だけに注目するのではなく、子どもの人格、運動、生活の各種体験にも気を配り、子ども同士で協力し合うように指導し、リーダーシップをとるチャンスを与えることも求められ、実に多方面の指導が求められるとしている。

 他にも、日本が教育をどれだけ重視しているかはいろいろなところに表れていると紹介。いくつになっても学び続ける「生涯学習」の概念がある日本では、誰もが学べる公共の場所がたくさんあり、図書館や博物館、公民館などで誰でも自由に学べると指摘。国土面積の小さい国ながら、教育には土地も投資も惜しまず、どの学校でも校舎は整っていて運動場は広く、プール、体育館まで建設してあり、教科書は無料だと、教育が比較的公平だと感心している。

 日本の教育も、時間をかけて改革をしており、この点で中国も日本に学ぶべきところはたくさんあると言えるだろう。中国でも本当の意味で教育改革が行われた時、中国からノーベル賞受賞者が多く出るようになるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)