中国のポータルサイト・百度に13日、「日本の仏系ウイルス対策はどうして壊滅しないのか」とする文章が掲載された。

 文章は、日本が中国を除いて比較的早い段階で新型コロナウイルス感染者の出現した国であると紹介。初めての感染者が見つかった1月、そして、東京五輪の延期が決まって以降感染者数が急増した3月末には「日本は崩壊する」と予測する人がいたとする一方で、現在に至るまで日本はもちろん崩壊していないばかりか、医療システムの破綻も発生していないと伝えた。

 また、日本では中国や一部欧州諸国が実施した強制的な都市封鎖、すなわち、ロックダウンを実施しなかったことに触れ、「今回の日本のウイルス対策は、仏系というべきものだ」とした上で、それでも制御不可能な感染爆発、医療体制の崩壊は発生しなかったとしている。

 さらに、中国や欧米諸国に比べて感染者数が非常に少なく、東京五輪延期発表後に急速に感染報告数が増えたことから「日本政府は五輪のために感染状況を隠ぺいしていた」という声が絶えないとする一方で、「よくよく考えてみれば、この説は必ずしも正しくないことが分かるだろう。五輪延期発表後には日本だけでなく世界の感染者数も急速に増加したからだ」と指摘した。

 文章は、2009年に流行したH1N1型パンデミックインフルエンザの世界的流行に関する死亡率のデータを紹介し、米国が人口10万人あたり4人近い死者を出したのに対して、日本は0.15人と非常に低い水準に留まったと説明。日本国内における伝染病拡大防止のシステムが十分に機能しているからこその水準であり、「日本の感染抑止に関する経験は実際、他国にそのままコピーして実践してもうまくいくかは難しい。それは、中国の感染抑止措置について他国がそのままコピーするのが困難であることと同じだ」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)