中国メディア・東方網は11日、「日本=桜」というイメージについて「どうしてここまで世界に広がったのか」とする記事を掲載した。

 記事は、桜が太古の昔のヒマラヤ地域を起源とする一方で、近現代において栽培されている鑑賞用の桜は日本人が育てた者であるとし、今では「桜と言えば日本」というイメージがすっかり定着していると紹介。桜という花が世界中に知れ渡った背景には、確かに日本人の功績があると伝えた。

 そして、現在世界では多くの国で桜をテーマとしたお祭りが行われているとし、特に20世紀初めごろの日本政府による「桜外交」と、日本人から海外に移り住んだ人びとの力による影響が大きいとしている。

 まず、「桜外交」の典型的な例として、1912年に当時の東京市長が米国に向けて3000株の桜の木を寄贈したと紹介。その40年後にはワシントンから東京にハナミズキの木が贈られるなど、双方の間で桜を通じた友好関係が続いているとした。

 また、日系移民が最も多い南米のブラジルも日本の桜の文化が深く根付いており、1908年に始まった移民事業で移り住んだ日本人が桜を現地に持ち込んだがきっかけになったと伝えた。そして、現在ブラジルでは約160万人の日系人が住んでおり、毎年ブラジル各地で桜祭りを含む日本文化に関係したお祭りが多数開催されると紹介した。

 記事は最後に「日本が近代化の中で慎重さを失わなかったのは、日本人が伝統文化を残すことに対する強い意識を持っていたからだ」とし、伝統文化を重んじる姿勢はマンガやアニメの作品からもうかがえるのだと評している。(編集担当:今関忠馬)