中国のポータルサイト・百度に10日、「日本は中国に対して結局のところ友好的なのか、敵対視しているのか」とする文章が掲載された。

 文章は、近年の日中関係は「非常に微妙」な状態であり、日本国内においても政府と世論で中国に対する姿勢が大きく異なる場合もあると紹介。一方で、詳しく見ていくとこの「精神分裂的」な対中姿勢が、日本と中国との関係の発展をリードしていることに気づくのだとした。

 そして、日本の市民はおおむね中国に対して良くない印象を抱いているとし、昨年9月に日本の「言論NPO」が実施した世論調査で、中国の印象を「良くない」と答えた人が84.7%に達したことが明らかになったと伝え、その背景には過去の戦争を巡る問題や、東シナ海の領土問題があると紹介している。

 その上で、日本政府による中国への態度は実に複雑なものであり、一部の政府高官の言動を見ると一般の日本人同様にあまり中国にいい印象を抱いていないように思える一方で、国として実際にアクションを起こす際には、中国に対してかなりの善意を示していることが伺えるとした。その理由について記事は「日本経済が中国経済と強く融合していることが大きい」とし、中国の消費市場の成熟に伴ってますます多くの日本企業が中国市場を今後の成長の原動力として重視する中で、日本の政治エリートたちも中国に対して「いい顔」をする必要に迫られているのだと伝えた。

 文章は、中国に対して良くないイメージを持ちながらも、現実的な必要に迫られて中国との良い関係を保とうとする日本の姿勢を「1歩下がって2歩進む」とし、今後もこの歩調の下で日中関係が発展し続ける可能性があるとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)