中国は世界の工場として、長らく存在感を示してきた。製造業の規模としては間違いなく世界一と言えるだろう。中国メディアの今日頭条は6日、「中国の製造業の規模は日米独の合計を超えているのに、なぜ中国人は不足を感じてしまうのか」と題する記事を掲載した。

 記事によると、世界市場のシェアを過半数占めている製造業の分野が中国には5つあると紹介。シェアが2割を超えている業界も22あるそうだ。2000年代にドイツ、日本、米国を次々と超えて、今では中国製造業の規模は「米国、日本、ドイツの3カ国の合計よりも多い」という。

 では、何が「足りない」のだろうか。記事は、成長しきってしまった中国の製造業には、これ以上成長する余地はなく、GDPに占める比重もこれ以上増える見込みがなく、すでに生産能力過剰の中国では、むしろ製造業の増加を緩くしなければならないほどになっているとした。

 そのうえで記事は、中国の製造業はほとんどの技術が「海外頼み」であるため、製造業の「レベル」が向上できていないと分析。いつまでも他国の技術の模倣にとどまらず、ハイエンド製品を生産できるようにならなければならないと問題点を指摘した。

 記事に対して、ユーザーからは全くその通りだと賛同するコメントばかり寄せられた。「量ばかりで質が伴っていない」、「大きいだけで強くない」、「自分の基幹技術がなくて、作れるのは外側だけ」、さらには世界で唯一無二のねじを作れる日本企業を念頭に置いてか、「ねじ1つでさえまともに作れない」と自国の製造業にがっかりしているというコメントも見られた。確かに「大きいだけ」では成長の見込みはないが、少なくともそこに気付いた時点で可能性はあるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)