近年、日本ではクールビズが定着してきたため、うだるような暑さのなかジャケットにネクタイ姿で仕事をしている人の姿を見かけることは少なくなった。だが、取引先を訪問したり、新規顧客を開拓する営業関係者は夏でもスーツを着用することが多いようだ。

 一方、中国ではスーツ姿で仕事をする人はもともと非常に少ないため、暑くてもネクタイをしたり、ジャケットを着たりする日本人がいることを不思議に思うという。中国メディアの今日頭条は5日、日本人が夏でもスーツ姿で仕事をする理由を考察する記事を掲載し、「相手に与える印象を大切にしているからに他ならない」と伝えた。

 記事はまず、企業の制服は企業を代表するのと同様に、服装は当人の「人となり」を表すものとなると指摘。そして、日本では多くのビジネスパーソンがスーツを着用していると伝える一方で、「夏の暑い日に汗をかきながらスーツで仕事をするなんて、多くの中国人には理解できないことだ」と論じた。確かに中国では金融など一部の職種を除けば、スーツを着用する必要がなく、私服で仕事をしている職場は多い。

 続けて、近年の日本では「クールビズ」が定着してきているものの、実際にはネクタイを外しただけでラフな格好はできないという点ではほとんど変化がないと強調。特に営業関係者などで取引先と顔を合わせる機会のある職種の人は夏でもスーツを着用していることが多いと指摘し、日本人がここまでスーツにこだわるのは「相手に与える印象を大切にしているからに他ならない」と分析した。

 中国の一般企業では多くの人が私服で仕事を行っていて、商談の場でもお互い私服というのは当たり前に見られることであるゆえ、日本人が夏の暑い日にもスーツを着用していることに驚くのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)