中国のポータルサイト・百度に8日、日本の中学生による教科書へのいたずら書きについて紹介する記事が掲載された。

 記事は、「学生時代にみんなやったことがあるだろう」として、教科書のいたずら書きを紹介。その種類は空白部分にカッコいいと思う言葉を書いてみたり、教科書の挿絵の人物や物を「改造」したりと多種多様であると伝えた。

 そして、生徒が歴史人物などに対していたずら書きをするのは、歴史人物に対するリスペクトが足りないというよりも、先生の授業があまりにつまらないことに問題があると指摘。話を聞くのが嫌になり、他にやることがないためにいたずら書きに勤しむことになるのだとした。

 その上で、近ごろツイッター上で日本のネットユーザーが中学時代に教科書に施したいたずら書きの画像を掲載したと紹介。その内容が基本的に暴力的で、血なまぐさいものが多いことから「おそらくこのユーザーは中学校の頃、何かとストレスを溜めていたのだろう。教科書へのいたずら書きが、そのはけ口になっていたようだ」と評している。

 また、この書き込みに反応した他の日本のネットユーザーが続々と掲載した自身の「作品」もやはり暴力的な内容が目立つことから「日本でも中国でも、生徒たちは自身の鬱屈した感情や青春期の焦燥を発散する手立てを求めているのだろう」とした。

 教科書へのいたずら書きは、日本と中国双方の生徒に共通の「嗜み」のようだ。記事は、主にいたずら書きの「被害」に遭う人物について、日本では夏目漱石、中国では杜甫を挙げている。

 記事は最後に、教科書へのいたずら書きについて「試験重視の詰め込み教育体系のもとで、終始ユーモアを忘れずに生活していることの表れであり、これはとても大切なことではないだろうか」との考えを示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)