排泄は人間が生きていくために必ず行わなければならないことであり、一説によれば我々は一生で3年分の時間をトイレで過ごす計算になるのだという。これだけ長い時間を過ごすのであれば、トイレをできるだけ快適な空間にしたいと願うのはごく自然なことと言えるが、中国のトイレは必ずしも快適で使いやすいわけではない。

 中国メディアの百家号はこのほど、日本の一般住宅や公衆トイレで見られるトイレは「使用者の立場になって設計されていて、非常に快適」だと伝える記事を掲載し、中国人は日本のトイレに足を踏み入れた瞬間に「感嘆してしまうに違いない」と伝えた。

 記事はまず、トイレはどの家庭においても必要不可欠な設備であり、誰もが快適に使用できる設計を望むものだと強調する一方、中国の一般的な家庭で見られるトイレは必ずしも使いやすいわけではなく、「シャワーと便器、そして手洗い場が1つの部屋にある」という非合理的な作りとなっていると伝えた。

 続けて、日本のトイレは家庭用でも公衆トイレでも、「基本的な機能が充実していることに加え、使用者の立場になった設計がなされているため、快適に使用できる」と紹介。具体的な例として、高齢者でも安心して使用できるようにするための「手すり」が付いていたり、擬音装置で排泄音を隠すことができたりと心憎い設計があって、中国国内では「5つ星ホテルに行ってようやく使用できる設備が日本ではどの公衆トイレにでも設置されている」と論じ、日本のトイレ設計は「称賛に値する」と強調した。

  中国では確かにトイレを含め、使用者の立場になって設計されていない場合が多いようだ。中国の一般家庭のトイレは、シャワーとトイレと洗面台が1つの空間に設置されていて、同時に別の人が使用することができない。そのため、家のなかに2カ所トイレを設置する家庭も多く、無駄に空間を使用してしまっているのが現状だ。それゆえ、日本で見られる配慮ある設計に感心するのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)