中国の親からは、子どもの自律性を上手に育んでいると称賛される日本人の教育方針だが、中国の家庭とは何が違うのだろうか。中国メディアの百家号は7日、「日本の母親は子どもにどんな家族のルールを与えているか」を紹介する記事を掲載した。

 日本では、家庭ごとに「ルール」を作るのは普通のことだろう。記事の中国人筆者も、子ども自身の将来のためにも「一定のルールは必要」だと感じるそうだが、中国ではほとんどの家庭で「家庭のルール」が消失していると伝えた。中国では、「子どもに好き勝手させることが子どもへの愛」、「ルールで子どもを縛るのは間違っている」という考えが広まっている。

 そんな中国人の親に対して、記事はある日本人の親が決めた4つのルールを紹介し、「ルールは子どものためになるのか」考えるように勧めている。それは「公共の場所で声量を抑える」、「うそをつかない」、トラブルがあっても「他人を傷つけずに自分をしっかり守る」、「誠実さには誠実さを返す」の4つだ。

 この4つが守られれば、子どもは他人の気持ちを思いやる習慣や、責任感と誠実さが身につき、問題を上手に解決でき、人間性を高められるなどの利点があると伝えている。これはまさに「子どもの将来のため」になると言えるだろう。この点、中国ではルールを作らず、むしろすべて逆に教えていると苦言を呈している。中国の子どもたちは、公共の場所で騒いで迷惑をかけ、責任逃れのため悪びれずにうそをつき、やたらと暴力で物事を解決しようする様子がよく見られるが、残念なことに教えるべき立場の大人自身がそうしていることも少なくない。

 記事は最後に、「ルールを作り守らせるのは、かわいそうなことではなく親の愛だ」と指摘。日本のように、ルールを与えられる子どものほうが安心感を抱きやすく、「親が与えることのできる最高の教育だ」と締めくくっている。当たり前のことだが、実行するとなると容易なことではなく、家族のルールをきちんと作り守らせている日本の親は立派だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)