新型コロナウイルスのパンデミックが続くなか、中国メディアの百家号はこのほど、「日本は人口密度が比較的高い国の1つ」であるにも関わらず、都市閉鎖をせずに感染拡大を抑制することができたのは注目に値すると論じる記事を掲載した。

 記事は、日本は比較的早い時期に新型コロナウイルスの感染が拡大した国であるにも関わらず、「これまでの累計感染者数は1万7000人あまりで死者は900人ほど」という事実は、世界の注目を集めたと指摘。

 また、日本は中国のように「強制的な都市封鎖」を実施しなかったにも関わらず、感染を抑え込むうえでこれほどの成果を収めることができたということは、来るかもしれない第2波や第3波に備えて日本から学べることは多いのではないかと訴えた。

 一方で記事は、「日本が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制できた」というのは状況から見て間違いないとしても、「日本が比較的短期間で抑制できた要因を具体的に説明することは難しい」と考える専門家たちは多いと強調した。

 しかし、日本人が普段からマスクを着用し、うがいや手洗いをする生活習慣があったことがウイルスの感染拡大を抑制したのは間違いないと強調。さらに、日本に寄港したクルーズ船でクラスター感染が発生したことが、政府に感染症に対する貴重な統計と経験を与え、さらには日本人全体の警戒心を高めたのではないかと主張した。

 現在、日本や中国では規制が緩和され、徐々に日常生活が取り戻されつつあるが、記事は引き続き「1人1人が警戒心を保つこと」は極めて大切であると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)