日系車の人気が高い中国では、2019年における年間販売台数のうち日系車が約2割を占めた。新車販売台数上位10モデルにも、日系車はトヨタ・カローラとニッサン・ブルーバードシルフィ、ホンダ・シビックの3車種が入っていたほどだ。そのためか、日本の自動車市場における日本車の人気はどうなのか、中国人としては気になるようだ。中国メディアの網易は7日、日本の自動車市場について紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、中国でも世界でも高く評価されている日系車は、「日本人にはどの程度受け入れられているのか」関心があり、日本を訪れた際に観察してみたそうだ。中国では、中国車がようやく4割程度のシェアを占めるようになったものの、人気は海外ブランドの方が高いからかもしれない。自動車に限らず、良いものは輸入品というのが中国人の考え方のようだ。

 筆者は日本で観察した結果、確かに日本には日本車ばかり走っていたが、「想像とは違った」と伝えている。それは、「人気の車種が違う」ためのようだ。中国で人気の日系車はセダンが多い。しかし日本人に圧倒的に人気なのは、中国では見かけない軽自動車だ。

 記事は日本の軽自動車について、車内空間が広く、人も乗せられて貨物も積めて非常に「実用的」だと紹介。経済力があればできるだけ大きい車を買おうとする中国人とは違い、「中産階級・富裕層でさえ購入に際してまず検討する」ほどの人気だと伝えた。

 メンツを重視する中国人にとっては、経済力があるのにあえて小さな軽自動車を買うというのは理解に苦しむようだが、「人気があるということは、それなりの理由があるのだろう」と伝えた。また、軽自動車が多いからと言って「技術の高さに変わりはない」とも付け加えている。大型車の方が技術的には高そうに感じるというのも中国人の価値観から来ているのかもしれない。

 筆者は日本における軽自動車人気が「意外だった」と感想を伝えているが、街乗りの実用性からすると軽自動車は非常に使い勝手が良いと言えるだろう。実用性よりメンツで自動車を選ぶ中国人にはなかなか理解できないことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)