中国メディア・東方網は6日、20世紀に日本から中国に入った人気アニメを振り返る記事を掲載した。

 記事は、1980年代初めから90年代にかけて日本と中国は蜜月期にあり、両国の文化交流が盛んに行われるとともに、優れた日本のアニメ作品が数多く中国に入り、当時まだ娯楽が少なかった現地の少年少女を夢中にさせたと紹介。その作品の一例を挙げている。

 まず、ロボットが登場する人気アニメとして「魔神英雄伝ワタル」を取り上げ、ファンタジー的な色彩と正義感に満ちたロボット戦闘アニメとして、姉妹作品である「魔動王グランゾート」とともに中国の子どもたちを魅了したと伝えた。

 次に挙げたのは「ロードス島戦記」だ。この作品について記事は、美しく幻想的な容姿を持つエルフのイメージを定着させる大きな役割を果たしたと説明。その後のアニメやゲームに登場するエルフの要旨はみな同作品が源流となっており、欧米において伝統的に抱かれてきたエルフのイメージとは大きく異なるのだとしている。

 さらに、80年代後半から90年代にかけて日本で起きたミニ四駆ブームを象徴する「ダッシュ! 四駆郎」と「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の2作品も中国で人気を集めたと紹介。特に「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」については海底トンネルや宇宙空間にコースを設定するなど、「日本のアニメが持つ誇張的な風格を備えていた」と評した。

 また、スポーツアニメでは「キャプテン翼」と「スラムダンク」について言及。「キャプテン翼」はすべてのシリーズが中国で放送され、多くの中国の少年たちが大空翼とともに成長していったとした。一方「スラムダンク」については、世界へ羽ばたいた「キャプテン翼」に比べると舞台のスケールは小さいものの、感動で涙するシーンがちりばめられており、まさに青春の叙事詩だと形容した。

 記事は最後に少女アニメについても取り上げており、最も印象的だったのは「カードキャプターさくら」だったと紹介。「このアニメの最大のポイントは、クラスの女子とアニメの話で交流ができる点だった」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)