緊急事態宣言がようやく解除され、久々の登校を喜んでいる子どもたちも多いことだろう。中国メディアの百家号は3日、日本の学校は「子どもに科学の楽しさを教えている」と称賛する記事を掲載した。

 記事はまず、日本と中国の教育には違いがあると指摘。日本との違いは今に始まったことではなく、数十年前から開きがあり、今になって「ノーベル賞の数」という見える形で表れているのだと論じた。20世紀に入ってからの日本は、今では米国に次いでノーベル賞受賞者の多い国であり、ノーベル賞の設立当初に最も多かった欧州をはるかに超えるほどになっている。

 では、日本はどんな教育をしているのだろうか。記事は、特に科学に関して「顕微鏡を使わせている」ことと、「科学の本を大量に読ませている」という2点で大きく異なっているとした。中国では、子どもに顕微鏡を触らせるなど考えられないことだが、日本では学校ではもちろん、小型顕微鏡を子どもに持たせて、好きなものを自由に観察できる環境を与えていると紹介。子どもが自然に持っている好奇心を上手に科学への興味に変えさせていると感心している。

 また、子どもに科学に関する本を多く読ませているというのは、ドイツとの共通点でもあるという。日本の子どもたちにとって、科学とはわくわくする楽しいものになっていると言えるだろう。実際、科学とはそうあるべきだ。しかし、中国の科学の授業は「ただ成績を求められ、暗記を強いられるだけ」の時間になっているので、好奇心は自然と失われていくと残念がっている。

 学力だけ見れば、中国の子どもたちは日本人よりもずっと高いものの、学ぶことを楽しめないというのは残念なことだ。この点、科学の楽しさを知る機会に恵まれた日本の子どもたちは、幸せだと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)