マイホームの購入が一生で大きな買い物であるというのは日本も中国も変わらない。大きな買い物だけに慎重になることが多いが、実際の購入にあたっては日本と中国とでいくらかの違いがあるようだ。中国メディアの今日頭条は2日、「日本で不動産を購入するのは中国とどこが違うのか」と題する記事を掲載した。ここでは新築マンションを例にしてその違いを紹介している。

 記事はまず、購入時の大きな違いとして日本のマンションは「内装工事が済んだ状態で引き渡す」と紹介。コンクリートが打ちっぱなしになったまま、電気も水道も工事していない状態で引き渡す中国とは全く違う。内装の一切を自分で手配しなければならない中国の住宅購入者は大変だが、そのぶん自分で好きに設計できるという利点もある。しかし、内装工事がすべて終わった状態で引き渡される日本の場合、好みのデザインとは限らないものの、すぐにでも住み始めることができ、煩わしさがないとも言えるだろう。

 記事はさらに、日本と中国のマンション購入者を比べると、日本の方が「環境を重視する傾向がある」と分析。中国では、子どもに通わせたい学校の学区で探すことが多いので、学校からの近さと費用面がメインになりがちだ。その点、日本人は環境の次に「部屋の大きさや階数」、その次に「費用」を考える、と中国人とは異なる優先順位を伝えている。

 また、住宅購入の手続きも中国とはかなり違うという。中国は購入手続きが簡単で、細かい性格の日本人は住宅販売業者が膨大な資料を細かく説明し、顧客も根気強く聞いていると紹介。「細かすぎる」としながらも、日本で中国のように簡単な手続きで済んだら詐欺を疑うべきだと注意を促している。

 ほかにも、住宅そのものの違いとして「中国のような防犯用の柵がない」と紹介。しかし、オートロックなどの防犯対策がしっかりとしていて、火災などの災害に備えた対策もあり、使い勝手の良いデザイン、水温調整や追い焚きもできる優秀な浴槽など、中国にはない魅力的がたくさん詰まっていると称賛している。

 こうして比較してみると、住宅に対する概念も、販売方式も、設計も日本と中国の住宅とではずいぶん違うようだ。どちらが良いとか勝っているということではないが、それでも日本の住宅の方が中国人には魅力的に思えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)