中国メディア・東方網は3日、「日本とベトナムは面積、人口いずれをとってもあまり変わらないが、地理的な環境ではどちらの方が優れているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、同じアジアの国である日本とベトナムには、ともに中国の隣国であるというほかにも多くの共通点を持っていると紹介。まず、両国が歴史的に中華文明の影響を大きく受けてきた東アジア文化圏に属していることを挙げ、次に30万平方キロ台の国土面積、1億人前後の人口、南北に細長い地形といった相似点を持つことに言及した。

 そのうえで、「似たものどうし」に見える日本とベトナムの地理的環境について「一体どちらにアドバンテージがあるのだろうか」と疑問を提起し、その答えを示している。

 まず、日本はユーラシアプレートと太平洋プレートの境界に位置していることから火山活動や地震が多く、さらには台風による被害も受けやすいとする一方、ベトナムは、地質が安定しており日本が抱えている弱点を持っていないと伝えた。

 また、日本は山地や丘陵地帯が多く、平原の面積が非常に限られており、日本最大の平原で人口の約40%が集まっている関東平野も、日本全体の面積から見ればわずか4%程度であると説明。このため日本では耕地面積が限られており、現在の日本の食糧自給率が40%前後にとどまっているとした。

 一方で、ベトナムについては国内に山地が多いのもの、紅河平原とメコンデルタ平原という2つの大きな平原を有すると紹介。熱帯モンスーン気候による年間を通して高温で、乾季と雨季がはっきりしていて土壌が肥沃なため、農業生産に非常に適しており食糧自給率が高いだけでなく、コメをはじめとする多くの食糧が輸出されていると伝えた。

 記事は、地理的環境や自然環境を見るとベトナムのほうが日本よりもやや優位にあるとしたうえで「それにもかかわらず国力では日本が大きくリードしているのは、日本人がかねてより勤勉さとともに教育を重視してきたからなのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)