現在、黒川弘務検事長が新聞記者と賭け麻雀をしたことが大きな問題となっている。このニュースは中国や台湾でも報道されているが、一方で、台湾のジャーナリストが日本経済新聞社の中国語サイト、日経中文網に寄稿したコラムの中で、別の観点からこの問題を扱っている。それは、「日本人ってこんなに麻雀が好きだったの」というもの。

 この黒川弘務検事長の麻雀問題を通して、日本人が麻雀好きについて知った台湾人も多いようだ。そもそも、日本で現在普及している麻雀のルールと、中国発祥のマージャン(麻将)のルールとではいくらか違いがあるものの、日本人がこれほど熱心に中華圏発祥の麻雀を楽しんでいることに驚きを感じるようだ。麻雀はいまでも中華圏の人々にとって欠かせない娯楽の一つで、春節なので家族が集まる際にも楽しまれている。

 コラムは、30年間に来日した台湾人記者の経験を紹介しており、「30年前に日本に来た時には町中に雀荘があり、テレビでも麻雀が扱われているのを見て驚いた」と述べている。また、「日本には麻雀マンガや麻雀雑誌、それに映画やドラマまである」と紹介している。

 さらに、記事では「今回の賭け麻雀が新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令中に行われたものであることも問題になっている」と述べ、「日本人にはそこまでして麻雀をするほど、麻雀が好きなようだ」と驚いている。

 今では麻雀人口は減りつつあるものの、それでも2018年の時点で580万人とも言われている。さらに、日本では現在賭博をしないいわゆる「健康麻雀」が普及しており、お年寄りが老後の楽しみとして麻雀を楽しんでいる様子も紹介している。記事は「新型コロナウイルス下では三密がリスクになるため、麻雀もほどほどに」と結んでいる。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)