近年、中国では和食を提供する飲食店が増加している。寿司(すし)を提供する店も多く見かけるようになったが、ろくに修行をしたことのなさそうな人が店主であったり、アルバイトが寿司を握っていたりすることもあるという。

 それだけに、日本人にとっての寿司は「握ったシャリの上に刺身を乗せただけのものではない」と聞いて、多くの中国人は驚くようだ。中国メディアの百家号は30日、日本では一人前の寿司職人になるまでに10年以上必要であると伝える記事を掲載し、「寿司職人の握る寿司は芸術作品のようだ」と論じた。

 記事はまず、中国でも寿司を提供する飲食店が増加していて、中国人にとって寿司は「もはや身近な存在」となったと紹介。一見すると「握ったご飯の上に刺身を乗せただけ」の簡単な料理に見え、中国ではろくに修行をしたことのなさそうな人やバイトが寿司を握っているとしながらも、「日本では寿司職人になるのは簡単なことではない」と強調した。

 そして、東京にある予約しないと食べられない高級寿司店の店主を紹介し、高級店ともなれば一人前の寿司職人になるまでに最低10年以上は修行が必要だと紹介。さらに、商売道具である「手」を守るため、仕事のとき以外は一年中手袋をはめて生活しているほどの「職人魂を抱いているのが日本の寿司職人だ」と論じた。

 さらに、職人自ら市場に食材を仕入れに行き、手間が掛かるとしても仕込みに手を抜くことはなく、客の体調や性別、来店目的に合わせた寿司を提供すると伝えつつ、「寿司職人の握る寿司は芸術作品だ」と称賛した。

 冒頭でも触れたように、中国では和食を提供する店が増加傾向にあり、寿司も食べることができるが、握ったご飯の上に刺身が乗っているだけの寿司も多いのが現状で、今後さらなる改善の余地が残されているといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)