中国メディア・東方網は5月31日、中国卓球女子代表の丁寧選手について今年の日本選手権女王・早田ひな選手が「人としてもお手本」と賞賛したことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国卓球代表が現在9月の世界選手権団体戦に向けて強化合宿を行っていると紹介。その中で今月30歳を迎えるベテランの丁寧選手が奮闘しており、東京五輪まで現役を続けようという努力の跡が見られるとした。

 一方で、3月にカタールオープンで日本の伊藤美誠選手に0-4でストレート負けを喫して以降、丁選手に対して「来年の東京五輪に出場すべきでない」との声が強まっていると指摘。丁選手自身は外部からの雑音を気にすることなく、自身の努力と実力で代表の座を勝ち取ることを目指しているにもかかわらず、一部からは昔のことを掘り返して丁選手の品行を批判する者まで出てきていると伝えた。

 その上で「しかし、本当に人として問題があるなら、コーチ陣が長期にわたり彼女に主将を任せることはないだろう」と反論するとともに、今年の全日本選手権女子シングルスで優勝した早田選手が先日インタビューを受けた際に丁選手について「人としても卓球としてもお手本になるような方」と語ったことを紹介している。

 記事は、丁選手と同じく長身でサウスポーの早田選手について伊藤選手や平野美宇選手よりも、さらに潜在力を持っていると評価。早田選手が丁選手に憧れを抱き続けており、インタビューのなかで中学3年生の時に丁選手と試合前に練習する機会を得たことを、キャリアの中で最も誇りに感じた瞬間として挙げたことを伝えた。

 記事は、東京五輪が1年延期になったことで中国の若手選手のチャンスが広がったとする一方、丁選手や劉詩ブン(雨かんむりに文)選手といったベテラン勢にとっては厳しい状況になるとしつつ「だからと言って2人が尻込みをするはずはない」と伝えた。そして、五輪出場を賭けて悔いの残らぬよう努力するベテランの姿は、早田選手と同じ世代の若手選手にとっては大きな「お手本」になるのだと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)