新型コロナウイルス感染者が世界最多となっている米国は、世界で最も大きな被害を受けている国だ。日本は緊急事態宣言も解除され、感染拡大をある程度は抑え込むことができたと言えるだろう。中国メディアの今日頭条は5月30日、「なぜ日本とドイツは新型コロナに勝てたのに、米国は勝てなかったのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、感染者数からすると日本は米国の約100分の1、ドイツも約10分の1に抑えることができたので「新型コロナ対策の勝ち組」と紹介。日米独はいずれも先進国で、得られた情報や医療、公共衛生面では大差がないはずなのに、なぜ米国は日本やドイツのように感染を抑え込むことができず、ここまで感染が拡大してしまったのかと疑問を投げかけた。

 記事は、米国の失敗の原因は「米国自身にある」と主張し、具体的に4つの理由を挙げている。それは、「遅い反応」、「科学に基づく情報を信じなかったこと」、「中央政府と地方政府が協力しなかったこと」、そして「国民が非協力的だったこと」だ。

 これらの点でドイツの反応は素早く、日本も東京五輪の開催予定があったため迷いがあったが、感染拡大に合わせた調整には成功したと称賛。日本は政府と自治体と協力しながら感染をコントロールしており、日本もドイツも感染拡大阻止のために、国民が自主的に協力したと比較している。それで記事は、米国はこれら4つの点をきちんと反省し、責任を中国になすり付けるのをやめるよう上から目線で助言した。

 中国はまるで新型コロナが中国から世界に広がったという事実が存在しなかったかのように、米国に対して厳しい批判をしているが、それだけ自分たちは新型コロナとの戦いに勝利したとの自信があるのだろう。とはいえ、このような中国の態度は、新型コロナの被害を受けた世界中の国からひんしゅくを買っているのではないだろうか。いずれにしても早く新型コロナが世界中で収束することを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)