日本のサービスの高さは世界から称賛されているが、海外とは何が違うのだろうか。中国メディアの網易は30日、日本では細部にバリアフリーが見られると紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本ではバリアフリー化が進み、障がい者が健常者と変わらない生活をすることができると紹介。延期の決まった東京オリンピック・パラリンピックも、開催に向けてバリアフリー化が推し進められてきた。

 では、どんな「細部」にバリアフリーを感じるのだろうか。記事は、公共の場所なら道路や公園、地下鉄であっても視覚障がい者のために点字ブロックがあると紹介。中国にも点字ブロックはあるが、形だけのケースが多く、不合理な設計だったり、障害物でふさがれていたり、途中で切れていたりということもあり、実用性が疑問視されている。

 このほか、日本では車いす利用者に合わせてエレベーターのボタンや自動販売機のボタン・取り出し口の高さが工夫されていることや、駅にはエレベーターか車いす用の昇降機があり、電車にもバスにもスロープが用意されているのでそれぞれ駅員・運転手の助けを受けながらスムーズに乗り降りできると紹介。日本の障がい者は1人でも外出できると驚いているが、逆に言えば中国では障がいのある人は付き添いがいないとどこにも行けず、行動範囲が狭められているということだろう。

 それだけでなく、「周りの人の理解」にも支えられていると記事は指摘。確かに、中国の点字ブロックのように設備を整えたところで周りの人の協力がなければ意味をなさないものだ。記事は、日本では店員が各種補助犬の意味を理解しているので補助犬を連れた客も入店できると紹介。この理解は子ども時代に得られるもので、日本の学校では車いすや点字ブロックを体験させる教室を開いて障がい者の立場に立つことを教えているとも紹介している。

 障がい者が健常者と同じように生活できるというのは、当然のことであるべきだが、実はなかなか難しいことだ。日本でも、まだまだ改善点があるとはいえ障がい者への理解が進んでいるというのは誇らしいことと言えるだろう。この点、中国は改善の余地がかなりありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)