日本を訪れた中国人が驚くことの1つに、「日本ではどこでも行列を見かける」ことが挙げられるだろう。新型コロナウイルスの影響により、現在は行列を見かける機会は減ってしまったが、感染拡大前の日本では地下鉄の駅や飲食店など、様々な場所で行列を見かけるのは日常茶飯事だった。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を訪れた中国人が強く印象に残っていることの1つが「あらゆる場所で見かけた行列」であるのは間違いないと伝えつつ、日本における行列の文化を中国人の視点で考察する記事を掲載した。

 記事は、1960年代から70年代にかけての「貧しかったころの中国」では常にモノが不足していたことから「日用品を買うにしても、食料を買うにしても、当時の中国人は何かを手に入れるためには列に並ばなければならなかった」と指摘する一方、「現在の中国ではモノが不足することがなくなったが、同時に列に並ぶ習慣もずいぶん失われた」ことを指摘した。

 続けて、現代の日本はモノ不足など起きておらず、欲しいものは何でも買える状況だというのに「日本人はそれでも列を作る」のは驚きであり、中国と大きく違っていると強調。しかも、日本人は秩序を守って静かに列に並び、騒いだり、列に割り込んだりしないマナーの良さは多くの中国人を驚かせたと論じた。

 さらに、日本人は子どもから高齢者まで、誰もが自発的に列に並ぶことができると指摘し、こうした日本の列に並ぶ文化は「教育の賜物」なのだろうと指摘し、日本では列に並ぶことは「守らなければならない社会のルールなのだ」と強調。幼少のころから列に並ぶことは「当たり前のマナーであり、ルール」と教えられているからこそ、日本人にとって列に並ぶことは何ら苦痛ではないのだろうと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)