日本には、中国でよく称賛される「匠の精神」があることからも分かるように、日本人はものづくりが得意だ。しかも、その高度な技術は「小型化」にも表れており、自動車や各種部品、さらにかつては携帯電話の小型化でも各社がしのぎを削った時期もある。なぜ日本人は何でも「小型化」しようとするのだろうか。中国メディアの百家号は24日、日本には欧米にも中国・韓国にもない「何でも小さくしようとする不思議な傾向」があると紹介し、その理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、「小型化」は日本人の得意技だと紹介。かつて、欧米から入ってきた長傘を折り畳み傘にして逆に輸出したり、米国で大型パソコンが作られている時にノートパソコンを作ったりというように、大きなものが好きな欧米とは対照的だと紹介している。

 ほかにも、世界最小のバイクを創り出し、ラジカセをウォークマンに変え、日本庭園を盆栽に凝縮し、詩を短縮させて俳句にするなど、多くの例があると紹介。この「小型化」の傾向は隣国である中国にも韓国にもないとしているが、特に中国には、何でも大きくて見栄えのするものが好まれる傾向にあるようだ。

 それにしても、日本にはなぜ「何でも小さくしようとする」傾向があるのだろうか。記事は「謎」だとしながら、個人的な見解を紹介している。それによると、日本人は「歩いて旅をするのが好き」な民族だったからだという。山が多く、遠くを見渡せない地形に住んでいた日本人は、外の世界に興味を持ち旅に出るのを好み、歩いて旅をする旅行者にとって「荷物を小さく軽くする」ことは非常に重要だったと論じた。これは、中国など移動手段のあった大陸では発展することのない知識だったとしている。

 そのため、「小型化」は日本だからこそ発展した習慣であり、荷物を小さく、軽くする技を知っている人は尊敬されたとしている。今でも、片付け術を知っている人は尊敬され、すき間を詰められない意味から派生した「つまらない」という言葉は否定的な意味で使われると伝えている。

 記事の中国人筆者が主張しているのは1つの説に過ぎないが、収納方法や整理術に興味のある日本人が多いのは事実だ。より性能の良い小型の商品を開発する日本企業を称賛する中国人は多く、日本人の勧める収納のアイディアは多くの中国女性に興味を持たれている。日本人の「小型化」は不思議ながら多くの中国人に高く評価されているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)