中国ではキャッシュレス化が非常に進んでいて、スマホさえ持っていれば地下鉄や路線バスの運賃、レストランでの食事、コンビニやデパートでの買い物など、あらゆる支払いを済ませることが可能だ。

 日本でもモバイル決済が広まりつつあるものの、まだまだ現金で決済することを好む人が大勢いることに多くの中国人は驚くという。中国メディアの今日頭条は28日、日本と中国の非現金決済事情を比較する記事を掲載し、「非常に便利なモバイル決済を日本人が使用しない理由が中国人には理解できない」と伝えた。

 記事はまず、日本を訪れたことのある中国人であれば、「日本人がまだ現金で支払いを行っていることに驚いたはずだ」と指摘。中国では若者を中心に財布すら持たない人が増加しているが、日本では現金主義の人が多く、現金を引き出すために給料日にはATMに長い行列ができるほどだと伝えた。

 続けて、2018年の時点で日本のキャッシュレス決済の比率は20%ほどで、そのほとんどがクレジットカード決済だったと指摘。スマホを利用したモバイル決済は数%にしか過ぎなかったと紹介した。現在の日本でもモバイル決済の比率は徐々に高まってきているが、「日本でモバイル決済が広まらない原因はどこにあるのだろうか」と疑問を提起した。

 その原因として記事は、日本人はモバイル決済によって、「個人情報の流出」や「不正利用」、「無駄遣い」が起こるのではないかと心配していると考察する一方、モバイル決済は非常に便利であり、「日本人がモバイル決済を使用しない理由が中国人には理解できないほどだ」と論じた。

 中国ではモバイル決済が大型デパートから路上販売に至るまで浸透している。おつりの現金を用意していないことを理由に、現金での支払いを断られることもあるほどで、中国では路上で物乞いをしている人たちも、自分のアリペイやウィーチャットペイの口座に振り込まれるQRコードを持ち歩いて物乞いをしているほどにモバイル決済が浸透している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)