6月が近づき、気温が30度近くまで上がる日が多くなってきた。熱中症対策としてこまめな水分補給が欠かせないが、暑い季節にはやはりキンキンに冷えた氷水が飲みたくなる。中国メディア・東方網は29日「どうして日本人は氷水を飲みたがるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、中国人は伝統的に「温水を多く飲むとあらゆる病が治る」と考えており、夏場でも多くの人が温かいお湯やお茶を飲む傾向にあると紹介する一方で、日本人は逆に「氷水を崇拝しているのだ」とした。

 そして、日本人が冷たい水を平気で飲む背景として、日本の水道水が蛇口から直接飲めること、水道水の水質管理が徹底しており、加熱殺菌せずに冷たいまま飲んでも胃腸を壊すリスクが高くないことを挙げている。

 また、もう1つの理由として、冷たい水は温水に比べると多少の臭さが気にならないとの考え方を示し「それゆえ、日本のレストランで提供される水には水道水のにおいがあまり感じられないようにするために氷が加えられのである」と伝えた。

 さらに、日本では電気冷凍庫が登場する以前、氷が貴重品として大切にされていたと紹介。大事な来客があった際に熱々のお茶を出す代わりに氷の入った水を提供することで、相手に対する敬意を示すことも少なくなかったとし、氷が当たり前のような存在になった今でもその風習が残っているのだと解説している。

 衛生面で腹を壊さなかったとしても、適切な温度のお湯やお茶に比べると、キンキンに冷えた氷入りの飲み物は胃腸に大きな負担をかけることになる。くれぐれも飲み過ぎには注意が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)