新型コロナウイルスのパンデミック前までは、毎年多くの中国人が日本を訪れていた。訪日した中国人は帰国後、口々に「日本は非常にすばらしいところだった」と知人や友人に語ったというが、では日本のどのような点が「すばらしい」と感じていたのだろうか。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国人の目に映る「日本のすばらしい点」を紹介する記事を掲載し、日本から帰国した中国人が「日本と中国の差は大きい」と語るのも納得だと論じた。

 近年日本は中国人の間で人気の渡航先となっていた。訪日中国人の数は毎年増加を続け、2019年には900万人以上の中国人が日本を訪れていたことからも、その人気ぶりが良く分かる。記事は、日本を訪れた中国人は一様に「日本はすばらしい」と語ったものだったと伝えつつ、いったい「日本の何をすばらしいと感じるのだろうか」と疑問を呈した。

 具体的な例として記事は、ゴミをポイ捨てする人が少ないことや、誰にも促されることなく列に並ぶこと、さらに赤信号を無視する人が少ないことなど、日本人であればごく普通のことが、中国人にとっては「すばらしい」と感じられると強調。特に日本人は誰に強制されるでもなく、自発的にこうした行動を取れるのは驚異的だと強調した。

 また、階段の手すりが二段になっていて、背の低い子どもでも安全に階段の上り下りができるように設計されていたり、歩行者専用の押しボタン式信号機が設置されていて、しかも歩行が困難な人のために青信号の時間が長くなる機能まで付いているところもあると論じ、このような配慮もすばらしいと中国人観光客は感じると紹介した。

 中国は著しい経済発展を遂げ、多くの中国人の生活は豊かになったと言える。だが、社会全体で見られる配慮や個々の民度はまだ向上の途中にあるのが現状であり、それゆえ日本を訪れた中国人は日本と中国の差が大きいと感じたのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)