国内での感染者の数が減少し、緊急事態宣言が全国で解除された日本は、新型コロナウイルスの抑制に成功したと世界保健機関(WHO)からも称賛を受けた。中国メディアの今日頭条は26日、日本をコロナ対策で成功した国として紹介し、この成功は「日本人の習慣と関係がある」と題する記事を掲載した。

 記事は、日本の「成功」は不思議に思われていると紹介。徹底した封鎖措置を講じない「緩すぎる現実味のない対策」にも関わらず、「突然に抑制できた」からだ。しかし記事は、どんな対策を講じたにしても、結果がすべてだと論じた。

 成功の理由について記事は、日本人の習慣と関係があるのではないかと分析。その1つが日本人は「権力のある人の言うことをよく聞く」ことだという。これは中国でもコロナウイルス抑制に一役買ったと言われている。中国は外出制限やマスクの着用などを強制したが、感染への恐怖心も手伝ったのか、国民の多くが政府の指示に進んで従う姿が見られた。日本人が違うのは、強制力がなくても「言うことを聞いていた」ことだろう。

 さらに、普段から落とし物を届け出るような「不思議なほどの誠実さ」や「完璧主義者」であることも関係していると主張。要請に対して誠実に従い、完璧主義の日本人はトイレ掃除も完璧なので、衛生面で役立ったとしている。また、「集団意識」が強いため互いに管理し合う傾向があることも挙げた。

 ほかには、「物作りが好きなこと」も指摘。これは、マスクが不足しても多くの人が手作りでマスクを作ったことを指しているのだろう。中国でも一時期マスク不足が深刻だったが、日本のようにマスクを手作りしたという話はほとんど聞かれなかった。これは日本の多くの女性が基本的な裁縫ができるということと関係しているのかもしれない。

 日本のコロナ対策は他国とずいぶんと異なるものの、しっかりと結果を出しているのは事実だ。この先は第2波を警戒しながらの段階的な緩和が進むとみられ、新しい生活様式が提唱されているが、いずれにしてもまだ油断はできない状況だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)