新型コロナウイルスの世界的な流行に伴いかつてなく健康への関心が高まっており、男女の平均寿命で世界一を誇る日本人の長寿の秘訣にも改めて関心が集まっている。中国メディアの百度は「日本人の長寿の秘訣を4つの言葉で説明できる」と述べている。

 一つ目は「適量」。「腹八分目」との言葉もあるように、満腹になるまで食事を食べないことが重要。中国メディアも「和食はおかずの種類は多いが全体量はそれほど多くない」と分析している。

 二つ目は「バランス」。日本人は肉、魚、野菜や大豆などの植物性タンパク質をバランスよく取り入れている。特に日本人が好んで食べる赤身の魚は栄養も豊富で、こうしたバラエティーに富んだ食生活が長寿に寄与している、と述べている。

 三つ目は「低脂肪」。日本人の食事は全体に低脂肪で、高たんぱく、高カロリーのおかずだけを食べる、ということはあまりない。肉も赤身の肉ばかりということはなく、魚などで動物性たんぱく質を補っている。

 四つ目は「発酵食品」。和食には納豆やみそに代表される数多くの発酵食品がある。発酵食品に含まれる微生物が腸内で働き有効な働きをすることが知られている。日本にはこうした健康に役立つ食品が豊富にある点も、長寿に役立っているようだ。

 とはいえ日本食にもマイナスのポイントがある。それは「醤油やみそには塩分が多く含まれ、味付けが濃い。塩分が多すぎる」という点だ。そのため、日本の胃がん発生率は世界でもワースト3位に入っている。とはいえ日本の医療技術が高いため、胃がん生存率は世界トップレベルを保っている。

 今回、新型コロナウイルスの死者数は世界的にも少なく、「日本の奇跡」とも呼ばれている。死亡率が低めになっている一因として、常日頃の食生活によって形作られる「基礎体力」も無関係ではなさそうだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)