アジアの先進国と言えば、世界的に認められているのは日本だけだが、広い見方をすれば韓国とシンガポールも含まれるようだ。2018年の一人当たりの名目GDPランキングでは、アジアからはシンガポールが8位に入り、日本、韓国が上位30位入りを果たしている。中国はこの統計では対象国190カ国のうち70位だった。

 また、イスラエルも国土こそ小さいが、極めて高い技術力を持ち、先進国とされるケースが多い。なぜこれら4カ国は、ここまで経済力をつけられたのだろうか。中国メディアの百家号は22日、日本、韓国、シンガポール、イスラエルという4カ国の成功を分析する記事を掲載した。

 記事によると、この4カ国には共通点が2つあるという。1つ目は「米国の友好国」になったためで、経済発展という見返りを得たと指摘している。世界最強の経済大国また科学技術強国である米国の側についたことで発展できたという。記事は、これはウインウインの関係で、米国もそのおかげで冷戦期に圧倒的な存在感を見せることができたと伝えている。

 2つ目は、いずれも「国土が小さい」と指摘。国が小さければ小さいほど発展の速度も早まるという。例えばインフラ整備1つ取っても、小さな国ならかかるコストも少なくて済むが、中国やインドのような大きな国では必要になる資金も時間も膨大で、「70年かけても先進国になれない」と比較した。中国は2019年に建国70周年を迎えたが、まだ時間がかかるようだ。

 では、先進国を目指す中国はこの4カ国から学べる点はあるのだろうか。中国は国が大きすぎるので、「そのまま真似するわけにはいかない」としながらも、日本の科学技術に対する真剣さなどから学ぶことは多いと伝えている。中国は国内総生産で世界第2位となって久しいが、先進国までの道のりはまだ遠いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)