日本が緊急事態宣言を全面解除したことを受け、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は25日、日本の対策が成功したと高く評価するコメントを発表した。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本が新型コロナウイルスを抑制できていることを評価し、いまだに抑えられていない欧米と比較する記事を掲載した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が最初に始まった中国では抑え込みにほぼ成功し、中国にとって重要ながら延期されていた全国人民代表大会の開催にようやくこぎつけたところだ。一方の欧米は、ピークは越えたとされるが、いまだに予断を許さない状況が続いている。

 記事は、そんな中国から見れば「米国はただリーダーぶっているだけで、実質的に世界をリードしてなどいない」と批判。自分の国でさえもコントロールできておらず、国内からも不満が噴出しているのに、中国に責任をなすり付けようとしていると非難している。国内の感染をコントロールできていないのは欧州諸国も同じだとも指摘した。

 その点、日本は欧米とは全く異なっているという。クルーズ船で感染者が続出し、「コロナを軽視」して日常生活を続けようとした結果、「最初にわなにはまってしまった国」となったものの、それでも爆発的な感染拡大は回避できた。それはなぜだろうか。

 これは、「常日頃からの良い生活習慣」のおかげだったと記事は分析。もともとマスクをする習慣があることや、中国のように大人数で集まってにぎやかに食事をする習慣が少ないこと、握手ではなくお辞儀の習慣があること、そして「潔癖なほどのきれい好き」といった理由が重なり、日本は「中国と並び成功した国になった」と、日本を称賛しつつ自国のこともしっかり自画自賛した。

 記事に対して、ユーザーからも「日本人の民度の高さと自律はすごい」、「奇跡としか言えない。日本は運が良い」、日本は「災害への対応がすごい。不思議な国だ」など、日本を称賛するコメントが並んだ。中国の場合、強制的な外出禁止という分かりやすい方法で抑え込んだが、日本の成功例は厳しい政策に頼らずとも抑制は可能だということを教えているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)