上海や北京、深センなど中国を代表する大都市では超高層ビルが建ち並んだ近代的な街並みが広がっている。中国は世界の超高層ビルの高さランキングの常連国であり、完成済みのビルを対象にすればトップ10のうち6棟が中国のビルだ。

 中国人のなかには「超高層ビルが林立していてこそ先進国」というイメージを抱いている人もいるようで、それゆえ日本を訪れた際には「超高層ビルがほとんどない」ことに驚くという。中国メディアの百家号は20日、日本と中国の最も高いビルを比較する記事を掲載し、「日中の差は非常に大きかった」と伝えた。

 記事は、一国の経済発展のレベルは「建物」に顕著に表れると主張し、どれだけ立派な建築物があるかで、他国からの評価も変わってくるものだと伝え、超高層ビルは発展した新興国に多く見られると強調した。

 続けて、日本一の高さを誇るビルと言えば2014年に完成した高さ300メートル、地上60階建ての超高層複合商業ビルの「あべのハルカス」であると紹介。最上階には展望台があり、16階から60階まで約30秒で移動することのできるエレベーターが2基設置されていると伝えた。

 一方、中国一のビルは高さ632メートル、119階建ての上海中心(上海タワー)であり、ドバイにあるブルジュ・ハリファに次ぐ世界2位の高さを誇る超高層ビルであると紹介。高さを比較した場合、中国の超高層ビルは日本の2倍以上の高さであると伝えたほか、世界最速レベルのエレベーターもあると主張し、「日中の差は非常に大きかった」と伝えた。

 記事では紹介されていなかったが、上海タワーで使用されているエレベーターは三菱電機製であり、世界最速レベルのエレベーターも三菱電機製だ。地震が多発する日本では超高層ビルを建設することには一定のリスクがあり、さらには航空法に基づく基準や問題をクリアしなくてはならない。それゆえ中国や中東の国と比較するとビルの高さはどうしても低くなってしまうのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)