これまで18年連続でノーベル賞受賞者を輩出してきた日本の「底力」について、その強さの秘密を中国メディア百度が分析している。高齢化や経済の後退など今後の将来への悲観的な見方がある一方、中国メディアは「日本が依然として全アジアで唯一発展を続けている国」と称賛、さらに日本の強さの秘密は「ユニークな科学教育」にあると分析している。どういうことか。

 記事は、日本の小学校の科学教育に注目している。「日本人は理科の授業を教室だけでなく屋外で行う」と述べ、日本全国の小学校で行われている「課外授業」について紹介している。日本では理科の授業で近隣の自然に触れ、さまざまな昆虫や草花を観察する。また、日本で開発された「携帯用顕微鏡」なども観察に役立っていると述べ、こうした自然を簡単に研究できるツールの開発と、子どもたちの好奇心を刺激する教育の在り方が成功の秘訣と分析し、受験勉強にばかり時間を割く中国の教育を暗に批判している。

 さらに、日本の教科書についても称賛しており、中国の「退屈な教科書」と比較し、「日本の理科の教科書は子供たちが科学に興味を持てるように工夫されている」と述べ、こうした小学校からの科学教育を通して、子どもたちが主体的に科学について勉強できるように工夫されていることが、成功の秘訣と分析している。

 また記事は、「日本は現在までの科学的発展を築いてもなお満足していない。多くのノーベル賞受賞者も現在の日本の科学研究の水準低下を危惧している」と述べている。成功に満足せず常に危機感を持ち続ける日本人のまじめさこそが、50年間で30個の自然科学系のノーベル賞をもたらした」と結んでいる。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)