中国メディア・東方網は22日、「日本人はどうして古着を愛しているのか」とする記事を掲載した。

 記事は時として「ビンテージもの」とも称されることのある古着が、日本のファッション業界において不動の地位を獲得しており、多くの雑誌モデルや若手俳優も古着を好んで着用していると紹介した。

 そして、「去年はあれが流行した、今年はこれが流行する」といったファッショントレンドが目まぐるしく入れ替わる現代において、流行のトレンドとは別の場所に位置する古着が多くの人に愛される理由について「深みのある年代感、現代のファストファッションとは一線を画すしっかりとした作り、品質の高い材料、文化的な中身といった要素があるからこそなのだ」と説明している。

 そのうえで、匠の心を追求する日本では細かい部分まで完璧に作り上げることに対する模索が続けられており、このような精神があったからこそ1960年代以降の日本のアパレル業界はアジアを代表する存在なったのだと紹介。日本の古着店にに並ぶ古着からは、その精緻さや品質を感じ取ることができるのだと伝えた。

 記事は古着について、単なる中古の衣服ではなく、あるいは単に自分を着飾るためのものではなく、時間や歳月の記憶なのだとしている。

 われわれはしばしば「古き良き時代」という言葉を用いる。現代に生きるわれわれが「古き良き時代」そのものを経験することはタイムマシンでも発明されない限り不可能だが、現代に残る「古き良き時代の、古き良きもの」を通じて当時の空気を感じることはできる。古着も、その役割を持つツールの1つなのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)